塩素化合物とは?受託合成の流れも解説

塩素化合物の受託合成を依頼したいと考えている方がいらっしゃるかと思います。
しかし、中々良い依頼先が見つからない場合も考えられます。
どれくらいの金額で、どのような化学薬品の受託合成をしてもらえるのか、分からないことも多いのではないでしょうか。
弊社、富士純薬は有機塩素化合物の受託合成を請け負う日本国内の企業です。
そもそも有機塩素化合物とは何なのか、富士純薬株式会社がどのような企業か知りたい方は、本記事を参考にしてください。

有機塩素化合物とは

有機塩素化合物とは、炭素あるいは炭化水素に塩素が付加された化合物の総称です。
多くの場合、人工的に合成されます。
自然界にはほとんど存在しません。
塩素が多いほど不燃性と脂溶性があり、溶媒や農薬として使用されました。
生物の体内に蓄積されやすいものが多いため、この性質を利用し、ディルドリンやエルドリンなどの殺虫剤が作られました。
しかし、難分解性や毒性によって、地下水汚染や食物連鎖による生物体内濃縮など、生体への影響が明らかになったのです。
さらに、人体にも蓄積され、健康被害を引き起こすことが分かりました。
これによって、日本では化学物質等審査規制法により大部分が使用できなくなりました。

また、有機塩素化合物は溶剤のほか、抽出剤としても開発されました。
フロンガスの原料、熱媒体、殺菌剤、医薬品の原料などに使われているトリクロロエチレンをはじめ、ドライクリーニングの洗浄剤やフロンガス、フッ素樹脂の原料として使用されているテトラクロロエチレンなどがあります。
ほかにも、溶剤やフロンガスの原料に使われる四塩化炭素、トリクロロエチレンの代替品として洗浄剤に使われるトリクロロエタンなどが挙げられます。

PCB(ポリ塩化ビフェニル)やトリクロロエチレンなどについては、人の健康の保護に関する環境基準が設定されています。
「水質汚濁防止法」「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」等に基づいて、製造や排出が規制されています。
PCB(ポリ塩化ビフェニル)は、化学的に安定で電気絶縁性に優れるという特性を有しています。

そのため、以前はコンデンサーや変圧器の絶縁油、熱媒体などに広く使用されていました。
1960年代後半に入ると、生体への毒性がとても強く、環境への悪影響も明らかになりました。
1972年には製造が中止され、1974年には使用が禁止されましたが、処理されず保管されているものが沢山あったようです。

塩化水素とアセチレンや、塩素とエチレンなどから作られる塩化ビニルは、ポリ塩化ビニル(PVC)として塩化ビニル樹脂の合成原料になります。
塩化ビニル樹脂は軽量で成型しやすいため、シートや合成皮革、フィルム、接着剤など様々な用途で使われています。

なお、抗生物質として使われているクロラムフェニコールは、地中の放線菌が作り出した有機塩素化合物ですが、これは特異な例です。
有機塩素化合物の多くは毒性が強く、毒性のないものは存在しないと言われています。

受託合成会社としての富士純薬の強み

弊社、富士純薬が創業したのは1956年です。
有機化合物をはじめとした化学薬品(中間体)の製造及び販売を行っており、品質の良い製品を提供しております。
こちらで受託合成された化学薬品は、電材、医薬品、化粧品などになります。

酸クロライド合成の豊富な知見

塩化チオニルを使用した酸クロライド化をはじめ、ハロゲン化及びその誘導体の合成については、技術をお客様から高く評価していただいております。
1956年の創業以来、変わらず有機化合物を中心とした中間体の製造を行ってきました。
現在は主に電子材料分野、機能化学品分野、医薬品分野の有機化合物中間体の受託合成などに取り組んでいます。

ISOに基づいた確かな品質を提供

富士純薬では、ISO9001に沿った確かな品質を提供しています。
ISO9001は、顧客に提供する製品やサービスの品質を継続的に向上させていくことを目的とした品質マネジメントシステムの規格です。
第三者である認証機関によって実施される厳しい審査を通過することにより、製品の品質を保っています。

一拠点体制及び首都圏立地によるスピーディーな対応

営業・技術、品質保証、製造、その他各部門が一つの拠点に集中しています。
そのため、お客様からの依頼に対して、迅速な対応が可能です。
埼玉県の越谷市にありますので、東京から1時間圏内でアクセスできます。
弊社設備の確認や試作段階の生産立ち会い等が、お客様のご負担も少なく対応可能です。

独立したマルチ設備による柔軟な生産体制

各種マルチ設備によって、少量案件からも柔軟に対応できます。
現在、数kg〜数十tの案件まで、年間数十品目の製造を行っております。
独立マルチ設備のため、反応のみや濃縮のみなどといった対応が可能です。
反応から蒸留までなどといったように、お客様のご要望に合わせて対応することができます。

ニーズにあった受託合成をご提案

知識や経験の豊富さが、富士純薬の化学技術者の強みです。
そういった強みを活かし、お客様の希望に沿った受託合成の提案が可能です。
内容の詳細については、技術担当者と営業担当者がお客様と一緒に打ち合わせをすることで、お客様が望まれる受託合成を提案させていただきます。

受託合成の流れ

1.お問い合わせ・ヒアリング

直接お電話をいただくほか、お問い合わせフォームもご利用いただけます。

電話番号:048-986-3191
FAX:048-986-3195
メール:お問い合わせ
営業時間:平日9:00 〜 17:00

その際、製品の概要や用途などの内容をお知らせください。
お問合せ内容を確認した後に、弊社の営業担当者がお客様の合成処方やご要望をしっかりとお聞きいたします。
対応できるかを判断するため、秘密保持契約を締結いたします。
また、処方開示をお願いする場合があるためご理解の程よろしくお願いいたします。

2.概算見積もり

対応できそうでしたら、概算見積りをお作りいたします。
見積りにご納得いただけた場合、合成試験に移り作業を進めさせていただきます。
なお、ご相談やお見積りは無料です。
ですので、気軽にお問い合わせいただければと思います。

3.合成試験・お客様の評価

合成試験によって作ったサンプルは、当社で規格に適合しているかを分析し、その後お客様にお送りいたします。
届きましたら、分析と評価をしていただいて、お客様のご要望に沿っているかどうか確認してください。

4.再見積り・ご注文

合成試験によって得た情報を参考に、再度改めて見積もりを行います。
その後、ご納得できた場合はご注文いただければと思います。

5.製造開始

ご注文いただいたら日程を調整し、製造を開始いたします。
なお、必要な期間は受託する製品によって異なります。
製造については、専門知識と技術を兼ね備えたエキスパートが対応させていただきます。

6.品質の分析

製造が完了しましたら、目的の物質が生成されているかどうかの分析を行います。
これはISO9001に基づいて実施し、お客様が信頼できる製品を提供させていただきます。

7.納品

製品は指定していただいた場所に納品いたします。
弊社では、各部署が一元化していますので、製造完了後はスピーディーに納品できます。

8.アフターフォロー

当社は、製造と納品をして終わりではありません。
納品完了後も、アフターフォローをしっかりと行っております。
お客様の希望に沿った製造ができるように、精一杯務めさせていただきます。

塩素化合物の受託合成

トリクロロアセチルクロライド イソブチルクロライド カプロン酸クロライド
エナント酸クロライド カプリル酸クロライド ラウリン酸クロライド
フェノキシアセチルクロライド シンナモイルクロライド 5-クロロチオフェン-2-カルボン酸クロライド
m-ニトロベンゾイルクロライド イソフタル酸クロライド テレフタル酸クロライド

まとめ

有機塩素化合物や富士純薬株式会社、受託までの流れなどについて解説いたしました。
ご不明点や受託合成の依頼などがありましたら、いつでも気軽にご連絡いただければと思います。
お電話やお問合わせフォームからご連絡いただいた後に、弊社の営業担当からヒアリングをさせていただきます。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。